#143 2021年9月 日本の観光バス大集合 |
今年は、これを異常気象と言っていいのか、正常な気候の変化だと言っていいのか分かりませんが、9月になって急に秋めいてきました。 オリパラが終わって開催自体がコロナ(COVID-19)の影響で危ぶまれたオリンピックとパラリンピックですが、基本的に無観客でどうにか無事に終わりを迎えることができました。 その後に菅首相の辞任の発表があり、「日本でのオリンピック開催年には首相が退任する」というジンクスが続いているのは、歴史の不思議と言えるかも知れません。 オリパラはやっぱり日常と違う「ああ、いつもとは違うんだな」と思った最たるものは、やはり日常とは違うテレビ番組の構成でした。 それからコロナ禍ということもあり、サッカーやラグビーのワールドカップの時のように、飲食店で大騒ぎになるということも少なかったと思います。 また、オンライン/在宅での仕事が増えたために家で過ごす時間が多くなり、その分普段は家にいない時間帯にオリパラを視聴観戦する時間が増えたこともこれまでの日常と違うことかも知れません。 そして、熱くなっていたのはスポーツ観戦だけではなく、一部のマニアの方にはまたとない絶好の機会も与えてくれました。 マニアの視点乗り物というのは、人がそれが趣味嗜好の対象とするのに絶好のもので、「XXマニア」と呼ばれる人たちが必ずいます。 特にその中で「普段とはちがう変わり種の型(色)」を見つけた時は、「儲けものを拾った!」という気持ちになるのも、分かる気がします。
その中も今回のオリパラの期間中に、「おぉ!」と思ったことは、東京に日本中の観光バスが集まっていたことです。 この期間中は、スタッフ・選手の送迎用に各地から観光バスが東京に集められたため、一躍バスマニアの注目を集めました。
どういうことかというと… 飛行機は、たとえば羽田から札幌に飛ぶことで、おなじ機種やカラーを全国で見ることができます。 * 都道府県条例によって、車体の広告ラッピングがNGな地域では見ることができません(例:コカ・コーラカラー等)
バス(観光バス)も、同じ理屈なら道路がつながっている限り、どこでも見ることが出来そうですが、いろいろな制約があって現実的には実は難しいのです。 九州(福岡)から東京を例にすると、この間の距離が約1000kmあります。 そこを一人の運転手で運転を続けることは難しいですし、また労働基準法などの制約もあります。 ですから、普段東京で見ることができる観光バスというのは、おおざっぱに言うとせいぜい東京近郊の長野、静岡、福島、新潟あたりのカラーの観光バスまでということになります。 でも今回は!しかし、今回は大人数のオリパラの選手やスタッフを送迎するには、東京の観光バス会社だけでは足りません。
普段なら、交通費をかけて写真を撮りに行かなくてはならない遠方の車両も、いわばこれも「日常とは違った」風景として、思わぬ恩恵にあずかることができたと言えましょう。 普段並ぶことがほぼない、東北と九州の観光バスのツーショットなど、マニアの方たちにとっては、忘れ得ぬ思い出になったことでしょう。 ※ WEB版での追記 現時点で特になし |
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