なんでもありなら旺角、まとめ買いなら赤柱
それぞれ「旺角(モンコック)」、「赤柱(スタンレー)」と読みます。
(元々の中国読みとイギリス領時代の英語で名づけられたものと混在してるのが香港です。)
旺角はさきほどの「エアポート九龍」から、歩いてもそれほど遠くはありません。
赤柱は香港島の賑わっている北側とは反対の南側〜南シナ海に面したリゾート地になります。
赤柱へはバス(巴士)かタクシー(的士)ですが、距離は少しありますがタクシーでも200HKD(香港ドル:1HKD≒10円(2012年夏のレート))ぐらいです。
旺角の女人街(レディスマーケット)というところは、約300mの道路へ屋台が店を出し、毎日が「売られているものは新品のフリーマーケット」のような状態です。
中には日本でも売られている「made in China」のウェアとまったく同じ物が、2〜3割の値段で売られています。
その他には、i-PnoneのケースやUSBメモリーといったIT関連の商品、様々なバッグや時計など色とりどりです。
ただしこの女人街が本当に賑わうのは夕方から夜で、お昼ごろからポツポツとお店の準備が始まるそうです。
この旺角・女人街に対して、赤柱(スタンレー)は古くからマーケットがあり、ちょうどアメ横のような感じです。
衣料品を取り扱うお店が多く、問屋さんで買うような感覚で、驚くような値段でいいものが買えます。
(たとえばパジャマの上下で500円ぐらい。)
それから印鑑やハンコを作るには、ここでオーダーすることができます。
ヒスイやメノウといった軸に、名前や屋号を彫ってもらうのですが、やはり同等のものを日本で作るよりは、相当安く作ることができます。
その場では受け取ることはできなくても、ホテルの住所と名前を伝えておけば、夜か翌朝までには届けてくれます。
香港は同じ漢字を使う文化圏ですが、繁体字という日本の旧書体に似たものを使っています。
ですから、印鑑を頼む時には、「こういう形の文字」だということをきちんと伝えることが大事です。
(例:きちんと指定しないと、「礼子さん→禮子さん」で出来上がってしまいます。また、香港で使わない漢字の場合、たとえば「日」が「田」で出来上がってしまったという苦情もあったと聞いています。「章さん→下の早が上に突き抜けて田+十になった」とか…)
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