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#004 2009年2月 二十四節気の話

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ちょっとだけ うんちく話

その年によって前後することもありますが、おおむね2月3日を暦の上では「節分」、その翌日の2月4日を「立春」といいますが、四季をさらに細分化した「二十四節気(にじゅうしせっき)」という分け方があります。

 

二十四節気は四季をこのように分類しています。

 

春 【万物が発る季節】

 2/4前後

立春 (りっしゅん)

 2/19前後

雨水 (うすい) 

 3/6前後

啓蟄 (けいちつ)

 3/21前後

春分 (しゅんぶん) 

 4/5前後

清明 (せいめい) 

4/20前後

穀雨 (こくう) 

 

 

夏 【熱の季節】

  5/6前後

立夏 (りっか)

 5/21前後

小満 (しょうまん)

6/6前後

芒種 (ぼうしゅ)

 6/21前後

夏至 (げし)

 7/7前後

小暑 (しょうしょ)

 7/23前後

大暑 (たいしょ)

 

 

秋 【草木が紅く染まる季節】

8/8前後

立秋 (りっしゅう)

8/23前後

処暑 (しょしょ)

9/8前後

白露 (はくろ)

9/23前後

秋分 (しゅうぶん)

10/8前後

寒露 (かんろ)

10/23前後

霜降 (そうこう)

 

 

冬 【万物が冷ゆる季節】

11/7前後

立冬 (りっとう)

11/22前後

小雪 (しょうせつ)

12/7前後

大雪 (たいせつ)

12/22前後

冬至 (とうじ)

1/5前後

小寒 (しょうかん)

 1/20前後

大寒 (だいかん)

 

※ 立秋の前までが「暑中見舞い」、立秋を過ぎたら「残暑見舞い」になります。

※ 同様に「寒中見舞い」のはがきも立春までになります。


二十四節気は、太陰暦の日付と季節を一致させる為に考案されたもので、明治5年まで使われた天保暦もこれを使っていました。 

現在「旧暦」と呼んでいる暦もこの天保暦を元にしたものですから、「旧暦」の日付を決定するためには、二十四節気を用いることになります。

この二十四節気は、今でも季節感を表す言葉として用いられることがあります。

特に、立春・春分・秋分・夏至・冬至などはなじみのある言葉でしょう。

また、「立春は 2月4日」のような言い方をすることがありますが、これは 『立春という期間の始まりの日』 であって、立春がこの日だけだということではありません

こうした日は「節入り」の日と呼ばれます。

二十四節気は、この節入りの日に始まって次の節入りの直前までの期間(約15日)を指しており、特定な一日だけを指すものではありません。

上の一覧をご参考に、季節の挨拶(時候の挨拶)などでお使いください。

地球温暖化などで季節感が薄れたとは言え、東京の近郊もまだまだ自然が多く残り、日本の四季を実感できる場所が数多くあります。


【WEB版の追記/2021.1.13】

二十四節気の始まりの日に「前後」と書かれているのは、その年によって開始日が決まるためです。

この開始日を決める基準は「春分の日」になります(立春ではないのですね)。

なぜ春分の日が基準になるかというと、太陽が春分点というある一点を通過する日をもって「春分の日」と決めるためです。

ところが、地球が太陽の周りを一回りするのに要する時間が、365日ちょうどではないために前後に誤差が発生します。

この一瞬の春分点の通過のタイミングが3月20日の時もあれば、3月22日になる時もあります。

これが大きくずれないように、「閏年のルール」で一年が365日から大きく外れないようにしています。

春分の日が基準となることについては #135 2021年1月 一年 365日 の始まりに も併せてご覧ください。


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