GWが過ぎたころから、一気に夏の加速度がついたように、昼間は夏のような日差しで真夏日にも近いような気温です。
その反面、まだ朝晩はもう一枚上に欲しいような涼しい気候なので、体調管理が難しい季節でもあります。
日本の南部の方では梅雨入りになり、来月は東京も梅雨の季節です。
この時期ですが、風邪をひかないようご注意を!!
熊本地震・現地から
2016年4月14日の前震、そして16日の本震で、いずれも震度6強となる地震だけではなく、すでに1400回を超える余震を記録してる平成28年熊本地震では、死者49名、行方不明1名という犠牲者が出ました。
(1400回の内最初の10日ぐらいで1000回を記録しましたが、その後だけでも400回=一日平均20回ぐらいの余震は気持ち悪いものだと思います。)
かれこれ1か月以上が経ち、東京のニュースでも震度2以下の余震については報道されなくなってきましたが、現地の様子はどんなだったのでしょう。
先月のかわら版にも登場してもらった友人から、最初の地震発生から10日目の熊本城周囲の画像が届きました。
道路などは比較的被害はないようですが、お城の石垣は道路にまで転がり落ちていて、重い石をどけるには重機を使う必要もあるでしょうから、なかなかすぐに出来る事とは思えません。
それでもこれは、民間人が撮影できた画像ですから、これ以上の二次災害になる恐れはない、立ち入りが可能な場所というには、ひどい状況と言えますね。
その同じ友人が、GWを利用して県内の他の友人宅を訪ねに、八代〜人吉(熊本県南部)と南阿蘇の方をまわった時の写真が次のものです。
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【
八代〜人吉(熊本県南部)と南阿蘇の被害 】 |
阿蘇大橋(赤橋)の手前にて
土砂崩れで崩落してしまった阿蘇大橋は、地元では「赤橋」と呼ばれているようで、さすがにそこまでは行けなかったようですが、その手前の様子です。
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【 阿蘇大橋(赤橋)の近くにて 】 |
「民家が写っているのは、赤橋手前の通行止めのあたり。もう一枚はもっと手前で土砂崩れしてた場所。」
とコメントがありました。
(8月12日に見つからずにいた最後の犠牲者の大和晃さんがこの近くで発見されました。ご冥福をお祈りいたします。)
鹿児島との県境に近い人吉あたりは、ほとんど被害がなかったようですが、地元の話では
「人吉用って国からの物資(?)が来ていて、いらないのに断れなくて困った。」
という事もあったようです。
以下、友人の話をかいつまんでみると…
八代から人吉に向かう方では、ほとんど被害はなかったようです。
また熊本市の北部の方でも、お城の被害と比べるとかなり被害は小さかったようですが、水には泥が混ざっていたりして、飲用にはできなかったそうです。
やはり被害が甚大だったのが、益城町(上の車内からの写真)や隣接する西原村であったようで、阿蘇山周辺は土砂崩れは何か所かで起きていたと言っていました。
その南阿蘇は
「農家が多いから、家からお米とか持ち寄って、自分たちで体育館で炊き出ししてたって。なんかすごいなって思った。都会と違って、地域の繋がりが濃いからだろうね。」
という、住民同士の協力で助け合っていた様子がうかがえます。
この熊本を離れたことのない友人は、一方では熊本が観光立県であることにも思いを寄せ、赤橋の近くに実家がある関東在住の知り合いが、
「
『被災地にこないで欲しい。復興の邪魔をしないで欲しい。興味本位では来ないで欲しい』
って言ってたけど、今までも阿蘇には全国から観光でたくさんの人が来てくれているんだよね。
観光で来ている人たちは、熊本にお金をおとしてくれてるって事も考えないとならないんだよね…。」
家が倒壊したり、避難所生活を送っている方たちには、大変なご苦労を送られていると思います。
本当の復興に向けてはこれからまだまだ山積した課題がたくさんあります。
その一方で地元では、
「観光激減してさ、あらゆる観光地で子供無料とかかなりお得に楽しめるようになってるよ!」
「アクセサリーのお店も、無料で二点貰えるとかすごいイベントやっているし!」
「地元の人は、『自粛してたらダメ』って言ってる」
という『元気』もお伝えしておきます。
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