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#018 2010年6月 梅雨だからってカビの話も安直だなぁ…

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梅雨だからってカビの話も安直だなぁ…

と思いつつも、原稿を書きながらもジメジメ、ジトジトしていてテーマを考えるのも憂鬱になってきます。

一年前の6月は何をテーマにしたかなぁと振り返れば「ダニ」の話。

「ぉぉぉ!!! カビの話がまだ残っていた!!!」 ということと、 まぁ季節柄やっぱり押さえておかないといけない話ですよね。

まず、カビが育つ条件チェック!!

カビが生育する条件は主に4つ。

【1】 湿度(水分)

【2】 温度

【3】 栄養分

【4】 酸素


4つの条件を見てみると…

まず最初はやっぱり「湿度(水分)」。

 

カビは水分や湿気と仲がいいので、湿度が75%を越えるとやたら元気になってきます。

そして寒いよりも暖かめの「温度」。

ご想像の通りに、カビは高めの気温が好きで、20℃を超えるとやっぱり元気になってきます。

ご参考までに現在(6月16日夕方)の東京の湿度と気温は、29度で76%!! これでカビが生えやすい条件が二つ揃ってしまいましたね。

今日が特別に暑くて蒸しているわけではなく、ここのところ毎日がこんな天気でですから、もうすでにカビ注意信号点灯中です。

 

さて…、カビといえども生き物なので、生き物に必要なものといえば「栄養分」と「酸素」。

食材(食べかすも)や衣類などの有機物はもちろんですが、プラスティックやビニールでも、そこに付着した汚れや垢がカビの栄養源になりますから、要注意です。

 

ということは…

この条件を満たさないようにしてやれば、カビの発生や繁殖を防ぐことになるわけですね。

とはいえ、クーラーをやみくもにつければよいというわけではなく、クーラーの中で結露してそこがカビるということもありますので、クーラーをつけたら停止30分前ぐらいに送風にして露をとばすということもしてやらないとなりません。

なにかとカビ対策って面倒くさい…w


カビが発生しやすい場所

いまさら… って思いますが、あらためて考えてみると、 経験的には分かっていても 「あぁ、ここもカビてた!」ということもしばしば。

カビやすいところを簡単にまとめてみますね。

 

まずは一番代表的な浴室!!

タイル目地や風呂椅子の裏、風呂ふたのフチやドアのパッキンなどがカビやすいところです。

そして見落としがちであり、あまり見たくない排水口周辺もカビが発生しやすいところです。

そして浴室に隣接していることの多い洗面所。

ここは収納棚の奥や洗面台横の壁、蛇口の周りが怪しげですね。

 

浴室・洗面所ときたので、ここでアイデアを一つ♪

お風呂の最後の人は換気扇か窓を開けるようにしましょう!! 

というのでは今までどおり。

もちろんそれは最低限実行しないといけないのですが、先ほど言った湿度と温度というのを考えると、お風呂を出るときにはお湯は最後に流してしまいましょう

洗濯に使う予定なら夜のうちに洗濯機にお湯を移しておくのも手です。

そして冷水で浴室の温度を下げておけばカビが発生しにくくなります

 

次にキッチン周り。

ここは生ごみ入れや排水口、それと見落としがちですが冷蔵庫のパッキンも気をつけないといけません。

リビングや寝室といった居室では、窓のサッシや家具と壁の間、カーペット、押入れ、クローゼットなどが要注意です。

以前に新築のマンションに入居したときに、壁のコンクリートが完全に乾いていないで、壁につけた家具の裏側にべったりとカビが生えたことがありました。

専門家に言わせると、新築の場合は本当は一年ぐらいは風通しを良くして乾燥させないと、建物の躯体の湿気から家具などがカビることがあるそうです。

 

(ノ∀`)アチャー… うっかり…

これも自分の経験談。

カメラのレンズをカビさせたことがありました。

原因は結露だったようです。

大事にしていたカメラだったのですが、ついうっかり…

というのは言い訳にもなりません。

性能も劣化してしまいます。

 

防止策としては、密閉のできるタッパに乾燥剤と一緒に入れることだそうです。

でも入れたからこれで安心というのではなく、やはりこまめにチェックして乾燥剤を取り替えたり晴れの日に日干ししてやるような心配りが肝心です。

面倒くさがりの人は、防湿庫(2万円前後からあるようです)で保管というのがいいでしょう。

防湿庫は冷蔵庫に比べて電気代が安くあがります。

また冷蔵庫内は湿度は一定ですが、外部との温度差が大きいので、カメラのような金属のものを出し入れすると、その時に外気に触れて結露します。

その点をご注意ください。


衣類の保管には真空パックで!!

しわになって困るようなスーツや冬物はしまう前にクリーニングに出してからしまうようにしましょう。

シャツやセーターなどは、しっかりと乾燥させたあとで圧縮袋で真空パックするのがいいです。

これも先ほど言ったように、真空にすることで酸素を遮断という意味では理にかなった方法ですね。

また洋服ダンスには吊り下げタイプの防湿シートや防湿ポット(置くタイプのもの)を入れておくと湿気を予防になります。

でもここでも「うっかり」は、入れてあるから大丈夫と思って放置しておくと、意外と防湿ポットなどは水が一杯になっていたりして、効果が薄れていることもしばしばです。

この梅雨の時期は予想以上に湿気ているもの。 こまめにチェックして少しでもカビの発生を防ぎたいものですね。


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