携帯電話にお化粧?
先日電車の中で、向かいの席に座っている若い女性の携帯電話が、日の光を浴びてキラキラしているのに目を奪われました。
「あ〜、みんな既製の電話機のままより、個性的なデコレーションを楽しんでいるんだなぁ」と思った次第です。
つい「キラキラ」なんていう言葉を使ってしまいますが、正しくはスワロフスキー・クリスタルと言います。
この名前はヴェルサイユ宮殿やオペラ劇場のシャンデリアパーツなども手がけた、オーストリアを代表するダニエル・スワロフスキーに由来します。
独自の製法と加工によるカッティング技術やクリスタルガラスの製造技術をいかして、ラインストーン、ビーズ、ペンダントトップ、ボタンなどのアクセサリーでもご覧になる事ができる、私たちにも馴染みの深い素材といえます。
このキラキラ感を生かして、携帯電話にデコレーションを施したものが、俗に言う「デコ電」「デコ携帯」(デコレーション電話、デコレーション携帯の略ですね)。
日本では、メディアで芸能人や女優が自分の携帯を披露した事で広まり、いまでは日本発のファッションとして、韓国や中国、そしてヨーロッパにまで飛び火する勢いで流行しています。
日本では、メディアで芸能人や女優が自分の携帯を披露した事で広まり、いまでは日本発のファッションとして、韓国や中国、そしてヨーロッパにまで飛び火する勢いで流行しています。
デコ電のルーツは、指先の爪にお化粧を施したネイルアートにあると言われます。
このネイルアートの技術を使って最初に携帯電話にマニキュアで絵を描いたのが「携帯アート」で、最初はネイリスト達の間で流行しました。
現在では印刷タイプのものも販売されています。
デコ電はこの携帯アートから派生したもので、携帯アートが「絵を施す」のに対して、デコ電は「装飾を施す」という違いがあります。 |
|
デコ電アート♪
デコ電の絵のネタはどんなものでもOK。
素材のキラキラ感を生かすなら、やはりお花や蝶々といったものがお薦めですが、幾何学的な模様も独特の味わいがあって素敵なものです。
また装飾を施すものは携帯電話に限らず、名刺入れや薬を入れるピルケース、パソコンのマウスやライター・携帯灰皿と様々なものを飾る事が出来ます。
最近は愛犬の首輪に施すのが流行のようです。
志村坂上で見つけたデコ電ショップ
ご注意!!
以下の情報は2009年時点でのものです。
現在「OtakaraDeco(おたからデコ)」は営業しておりません。
ところが…、いざ取材をしてみようとショップを探しましたが、なかなか見つからないものです。
八方調べてやっと近所で見つけたのが、ご紹介する志村坂上にあった「OtakaraDeco(おたからデコ)」さん。
女性店長の中井さんにいろいろなデコ電を紹介していただきました。
(電話機ばかりじゃないんで「デコ電」ではないですね・・・)
|
写真の左側の携帯はピンクのラインストーンの背景に赤いバラを描いた女性らしいデザインのもの。
右側のは逆にクールなブルーの背景に黒いドクロを描いたワイルドなものです。 |
|
こちらは、奥にあるiPodは直接に装飾を施したもので、3本並んだものはアトマイザー(香水入れ)です。
手前のパソコンのマウス、ピルケース(薬入れ)とともに、持っていると気持ちもきらびやかな気分になってくるから不思議です。 |
|
そして最後は、ぬいぐるみの首輪にご注目ください。
ワンちゃんの首輪にも装飾をしてみました。
可愛いペットの首輪とお揃いの携帯電話というのも素敵なものですね。 |
OtakaraDeco のご紹介
今回取材してきた「OtakaraDeco(おたからデコ)」は、本物のスワロフスキーをふんだんに使った、プロデザイナーがデザインするオリジナルデコ電シート、iPodカバー、キラキラ首輪などのデコ電・デコ雑貨専門店です。
「大げさに飾るのはちょっと…」という方でも、お好きなバラや蝶々をモチーフにしたワンポイントの装飾もご相談に応じられますということでした。
そしてさらに「OtakaraDeco(おたからデコ)」さんでは、3年以内の携帯電話の買取りも始めたという事で、新しい携帯電話に装飾をするついでに古い電話機を買い取ってもらうことも出来ます。
|