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#054 2013年10月 まぁるい緑の山手線…

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丸い緑の…?

元歌がなんであったかというより、「まぁるい緑の山手線、真ん中通るは中央線…」と言われれば、「ああ、あのCMソングだね」というほど、某カメラ店(いまでは家電量販店というべき?)の、だれでも知っているあの歌です。

そしてこの山手線は、通勤通学の足としても親しみ深い電車であるともいえます。

 

ところが、よくよく見てみれば、「緑の電車」というのはもう昔の話で、いまではステンレスの車両に緑の帯が巻かれた電車になっています。

この緑帯の電車は、現在では二代目になる、 「E231系500番台」で、緑帯一代目は国鉄時代の「205系」という車両になります。

現在の車両(E231)に置き換えられた時に、一部の205系は埼京線や南武線に移りましたが、さらに遠方にいった車両の中には、東日本大震災で被害にあったものもあります。

 

【追記1】 2019/02/20

現在では次の三代目になる新しい車両(E235系)への置き換えが進行しています。

デザイン上の一番の変更は、前面が黒のグラデーションが入った全体グリーン。

そして側面は、いままで横のラインから扉部分の縦4本のラインに変更になっています。

車内にはたくさんの液晶画面(デジタルサイネージ)が設けられ、中吊り広告の量が大幅に減っています。

また優先席やフリースペースが拡充され、ベビーカーへの対応も充実しています。

現在では自動運転の実験も行われています。

【追記2】 2019/02/20

先代のE235系500番台と先々代の205系はその後どうなったでしょう?

E235系においては、車齢(車両の年齢)も若いため、置き換え先として京葉線、総武緩行線へと転属していきました。

帯を巻き替えて、現在も活躍しています。

205系は、南武線や同種の車両を使っていた横浜線から撤退し、多くの車両がインドネシアに譲渡され、彼の地で活躍しています。

日本では当たり前になった冷房付きの車両が大人気だそうです。

【 E231系500番台 】

【 E235系 】


緑の山手線

昭和30年代初頭までは、JR(旧国鉄)の電車というと、一部の湘南電車や横須賀線を除くと、決まって茶色い色をした車両ばかりでした。

性能も旧式のもので、車内にいても「ジー」というモーター音が響き、床が木製であったりしました。

 

山手線に緑色(ウグイス色)で塗られた車両(103系)が登場したのは、1963年12月(昭和38年)ですが、1961年からわずかな時期ですが、黄色(カナリヤ色)の山手線もありました。

この黄色は中央・総武緩行線に移ったので、むしろそちらのラインカラーの印象が強いかもしれません。

1985年に、ステンレスに緑帯の205系に変わるまでの20年以上にわたり、緑色の電車は活躍していました。

【 103系 】


山手線50年

山手線をご利用の方はすでに見かけたと思うのですが、電車を待っていると、たまにその懐かしい緑色にラッピングした車両が来ることがあります。

これは山手線のラインカラーが緑色 になるきっかけとなっ た、1963年の103系登場から ちょうど50年が経つのを記念した 「ラッピングトレイン」です。

 

山手線では、内回り/外回りを合わせて全部で52編成で運用しています。

そのうちの1編成を、今年の1月から12月28日までの予定で緑色にラッピングしたのがこの車両です。

この車両に当たる確率は約1/50!!

今日の運試しですね!!

※ 現在は運転されておりません。

【 山手線50周年のラッピング電車 】


何だか変な車両

緑帯一代目の205系の時代、1991年からそれまで10両だった山手線を11両化するのにあたり、JRで初めて6扉車が投入されました。

もちろん目的は、通勤時の混雑緩和ですが、座席数が少なくなることなどの不評もありました。

しかし一定の効果が見込めたのか、緑帯二代目の現在の車両に替わる時に、6扉車は11両中の2両に増えました…。

 

が!

2011年の秋までに、この6扉車は、普通の4扉車に置き換えられ、山手線からは消滅してしまいました。

この6扉車が連結されていたのは、7号車と10号車 (池袋駅で田端側より前から 7番目と10番目)でしたが、よく見てみると、7号車は他の4扉車と変わりはないのに、10号車の片方の車端は変則的な窓配置になっています。

 

「デザイン的にも変だなぁ」と常々思っていたのですが、ある日この答えが分かった時に、「なるほど!!」とうなずいてしまいました。

 

【 E235系の10号車と11号車のつなぎ部分 】

ご存知のように、山手線は品川と田端の間は京浜東北線と同じ方向に並行して走っています。

京浜東北線は、山手線の車両と兄弟のようなE233系という車両で、基本的な4扉という構造は同じですが、こちらは10両編成です。

どちらかの路線に事故や不通があった場合に、この区間はどちらの車両がどちらの線路を走ってもいいように運用するのですが、その時に問題になるのが、現在設置が進められている「ホーム扉」です。

 

実は通常はどの扉も扉どうしの間隔は同じなのですが、山手線も京浜東北線も、どちらも先頭の運転席の部分だけ、この一番前と二番目の扉間の長さが短くなっています 。

どういうことかというと、E235系では踏切事故などの運転手の安全対策と機器のスペースによって運転席部分が大きいため、一番前の扉が後ろにずれて車両最前部の通常は7人掛けの部分が、ここだけ座席が4人掛けになっています。

すから、ホーム扉と車両の扉の間隔が合わなくなるため、山手線の10両目の車両の片方の扉だけを、運転席付の車両と同じ扉間隔にしているのです。

 

山手線の車両が京浜東北線の線路を走る場合に、山手線が京浜東北線のホーム扉を使用できるための工夫が、10号車の変則的な窓配置になっているということでした。

ちなみにこの変則的な部分は4人掛け(通常車端部は3人掛け)の座席になっています。

京浜東北線が山手線の線路を走る場合は、この車両が山手線に連結されているおかげで、問題なくホームドアを使用できます。


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