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#044 2012年11月 出かける時はなにを手がかりに?

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出かける時はなにを手がかりに?

「さて、今日は XX に出かけよう!!」

という時に、知らない土地(場所)であるならば当たり前ですが地図を手がかりにでかけます。

行く先のパンフレットやチラシに地図があれば、それを手がかりにして、「電車で池袋に出て、JRに乗り換えて、原宿で降りて、表参道を歩いて...」という行き方もあります。

それじゃ、住所しか分からなかった場合は?

 

最近は、パソコン(PC)のインターネットや携帯電話の普及で、PCからなら検索した場所の地図を印刷して持って行くか、携帯電話なら直接に検索することができるようになり、たいへん便利になりました。

さらに、携帯電話からスマホの時代になってきて、画面が大型化してきたので、さらに見やすくなっています。

 

それと引き換えに、一般家庭から地図(地図帳)が書棚から消えていると言われています。

時代の流れとはいえ、確かに出かける時に荷物が一つ増えることになりますから、敬遠されがちになりますね。

同じことは、システム手帳の後ろによく入れていた「市街地地図」にもいえます。


考えてみれば…

地図の基本的な使い方で考えれば、新聞と同じ「情報」の道具であるわけで、そこに載っている情報は「最新」のものが求められます。

印刷物である地図(帳)は、一番の最新であっても数ヶ月前の情報になるわけで、場合によっては、あるべき建物がなくなっていたり、新しい道路ができたのに地図上は、田畑のままなどよくあることです。

 

インターネットがない時代は、それでもそれが普通であり、その違いは織り込みながら、それに慣れて使ってきました。

PC・携帯の地図検索でよく使われているのが、GoogleやYahooに代表される検索サイトだと思いますが、このインターネット地図の最大の利点が、常に最新の情報で更新されているということになります。


スカイツリーにいってみよう!!

ちょっとパソコンの検索サイト「Google」 を使って、スカイツリーにいってみましょう。

http://www.google.co.jp/ の検索欄に「東京都墨田区押上1丁目1-2(押上1−1−2でもOKです)」と入れて、エンターキーか検索ボタン(虫めがねマーク)を押します。

検索結果で一番上に地図が出ていますので、その地図のどこでもクリックすればGoogle Map(グーグル・マップ)に移動します。

グーグルマップ上にある「+」と「ー」で地図の拡大と縮小ができます。

そのスライドバーの近くにある人の形をしたアイコンを、地図上にドラッグ(クリックしたまま移動)すると、道路上に水色の線が出てきますので、スカイツリー近くの線上にに置いてみましょう。

そうすると、実際に見た風景写真に変わります。これがGoogleのストリートビューです。


ここまでくると…

今までは、地図で道幅などから風景を想像していたことが、実際に現地に行った時の風景を、居ながらにして見ることができるので、立体的にイメージできます。

出かける前に、このようにパソコンで最新の地図をチェックして、ストリートビューで風景を見ておけば、迷う可能性も少なくなってきます。

こうなると、ますます印刷された地図帳の必要性がなくなってきてしまいます。


やっぱり地図が好き

最初に日本地図が完成したのは、伊能忠敬(いのうただたか)が17年の歳月をかけて1821年になります。

地図は、使う人の目的によって、様々な形になります。

その手法は、印刷の地図帳もカーナビの地図もインターネットの地図も、レイヤーという考え方が基本になります。

 

レイヤーとは簡単に言えば、透明のシートに書いた絵を重ね合わせることで... 最初に基本となる山と平野の色分け、そして山の高低を表す濃淡だけの日本列島の地図を一番下に置きます。

その上に、必要となる項目を透明のシートに入れて、重ね合わせます。

これが道路であれば、ロードマップになり、さらにその上に駐車場を描いたレイヤーを重ねれば、駐車場マップになります。

 

都心や知らない場所に出かけた時に、一番欲しいのはトイレマップ。

どこのビルのどの場所に、遠慮なく入れる公共性の高いトイレがあるのか…。

携帯電話やスマホでそれが検索できるようになるのも、もうすぐの時代のようです。


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