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#042 2012年9月 夏休みにドライブにいってみたら…

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夏休みにドライブにいってみたら…

ちょっと前までは見かけなかった、クルマのナンバープレートが増えているのに気がつきました。

いわゆる「ご当地ナンバー」が定着してきた表れだと思います。

関東地方だけでも、「つくば(茨城)」「那須(栃木)」「高崎(群馬)」「川越(埼玉)」「成田(千葉)」「柏(千葉)」といったところが、最近増えた新しいナンバープレートです。

もともとクルマのナンバーは、各都道府県に置かれた自動車検査登録事務所に登録されるクルマへの、管理上のナンバーの付与になります。

その一方で地域を象徴するのに分かりやすい、あるいは地域活性化の一環になるという理由で、国土交通省の中でもいろいろと議論されてきたことでした。

この議論のきっかけは、2004年11月に国土交通省が提案した 「地域振興や観光振興のためにも、ナンバープレートの地域名表示を弾力化して、ナンバーを管理する自動車検査登録事務所を新設しなくても、新しい地域名表示を認めていきましょう」という考えに基づいて、「新たな地域名表示ナンバープレート」として、適用地域の募集を行ったことが発端になっています。

国交省の思惑としては、5地域ぐらいの申請があるかと思っていたそうなのですが、20地域の応募があり、そのうちの適用基準を満たしていた18地域すべてに認めることになりました。

本来、クルマのナンバープレートの地域は、ナンバープレートを交付する「自動車検査登録事務所」の所在地 がそのまま名前となり(たとえば、練馬区にあるので「練馬自動車検査登録事務所」であり、そのまま「練馬ナンバー」)、地域や特定のエリアを示すものではありませんでした。

このきっかけは、神奈川県の平塚に置かれた「湘南自動車検査登録事務所」がそのルーツになるようです。

もしこれがそのまま本来なら「平塚ナンバー」になるはずが、「湘南ナンバー」となったことで、火付け役になったようです。


なにより、親しみがわきますね

ところが、かたや行政の領域でもあるので、一筋縄でいかないこともあります。

それが最初の時に見送りとなった「富士山ナンバー」です。

ご存知のように、富士山は「静岡県」と「山梨県」にまたがる日本の霊峰です。

当然のように、県別で言えば「静岡県は沼津ナンバー」のエリアであり、「山梨県は山梨ナンバー」のエリアになります。

見送りの理由は「複数支局、事務所の管轄にまたがる」という管理上の問題で、至極もっともな理由だったのですが、両県から第8次構造改革特区要望として再度提出され、実現の運びとなりました。

富士山ナンバーの導入は、2県にまたがる初の地域名表示となったわけで、単に自動車検査登録事務所が複数になっただけではなく、その上の管轄する組織になる国土交通省の地方支分部局も中部運輸局(名古屋市)と関東運輸局(横浜市)に分かれるという、大掛かりなものでした。

ちなみに、実際には2008年11月から「富士山ナンバー」の交付が始まったのですが、当初は希望ナンバーで「37-76 (=富士山の標高3,776m)」に人気が出るだろうという憶測もありましたが…。

σ(´∀`)、けっこう注意して見てきたのですが、今日までまだそのナンバーを見たことはありません…。

さて、独自の自動車検査登録事務所を持たないナンバーを、「ご当地ナンバー」として定義すると、現在は次のようにたくさんのエリアで交付がされています。

 

 

仙台(宮城)  会津(福島)  つくば(土浦)

那須(宇都宮)  高崎(群馬)  川越(所沢)

成田(千葉)  柏(野田)  金沢(石川)

諏訪(松本) 富士山(沼津/山梨) 伊豆(沼津)

豊田(三河)  岡崎(三河)  一宮(尾張小牧)

鈴鹿(三重)  堺(和泉)  倉敷(岡山)

下関(山口)

※ ( )内は管理する自動車検査登録事務所

 

この他にもたくさんの申請が出されたりもしましたが、中には申請を断念したエリアもあるようです。

この申請の条件として、そのエリア内で10万台以上の登録数という条件や、漢字で2文字(最大4文字)という制約などがネックになっているようです。

また、「軽井沢」と「佐久」のように対象エリアが隣接・重複して対立し、折り合いがつかず両方とも単独では10万台に満たないために共倒れになる...ということもあったようです。

とはいえ、地元色豊かなご当地ナンバーは、見ている私たちを楽しませてくれますね♪

 

※ #086 2016年7月 希望ナンバープレート もご覧ください。


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