#024 2011年1月 修験道の霊場、高尾山

 

〜 修験道の霊場、高尾山 

東京近郊の行楽地として、そして2007年から3年連続でフランスのミシュランガイドで最高ランクの三ツ星の観光地に選出されている高尾山ですが、元々は修験道の霊場として開かれ、現在は真言宗智山派大本山高尾山薬王院有喜寺(高尾山薬王院の名前が通りがいいようです)の寺域となっている、自然に恵まれた「明治の森高尾山国定公園」です。

京王線の新宿駅を9時8分発の通勤快速・高尾山口行きに乗ると、10時20分には高尾山口駅に到着します。

駅に降りると、同じ東京とは思えないぐらい、寒いと言うよりも、「凛」とした空気を感じました。少しだけ厚着をしていく方がいいと思います。


〜 いざ高尾山薬王院をめざして! 

高尾山へ登るにはいくつかのルートがありますが、今回はケーブルカーを使って「清滝駅(麓)〜高尾山駅(山上)」まで。
とはいっても、実際の山頂ではなく薬王院の手前までです。

もちろん健脚の方は、高尾山の美しい景色を見ながらの登山がお勧めです。

高尾山の登山者数は富士山を遥かにしのぐ年間260万人!
これは世界一の登山者数だそうです。

高尾山のケーブルカーは日本で最大の急勾配(31度14分)でも有名です。
この勾配に対応するため、清滝駅では反対の山頂側に車両が傾いています。

清滝駅までは京王線高尾山口駅から小さな川沿いに徒歩で数分で着きます。
高尾山駅までの所要時間6分で、高低差271mを登りきり、駅を降りると眺望の良さそうな展望台入口の看板が。

ここに早速上がって眺めてみると…。


〜 薬王院への参道途中でも… 

そこに開けていたのは東京の街だけでなく、はるかに筑波山や赤城山まで見渡せる素晴らしい眺め!!

もちろんいま話題のスカイツリーは、ちょうど新宿の高層ビル群から頭を突き出すように見えました。

ケーブルカー山上の高尾山駅から薬王院までは約1kmの道のりです。
下はコンクリートで舗装されており、薬王院までの参拝なら、普通の靴なら大丈夫です(ハイヒール等は不可)。

清々しい空気を吸いながら歩けば、途中には51頭のサルが飼育されているサル園、約300種類の野草をできるだけ自然の姿でみることのできる野草園があります。

今回は薬王院への初詣参拝が目的のため見ることができませんでしたが、お子様連れでも楽しめる施設です。

サル園・野草園を過ぎると、左側に異様な根をした杉の木があります。説明書きによると、参道建設の時に邪魔になった杉の根が、明日は伐採という前日に一夜にして根を丸めたという「たこ杉」です。そして近くには「開運・ひっぱり蛸」が!!


ひっぱり蛸

たこ杉の先で「浄心門」をくぐると、いよいよ山寺の雰囲気が増してきます。

 

高尾山に来ると気がつくのですが、ここは不動明王の化身といわれる「南無飯縄大権現(なむいずなだいごんげん)」をご本尊として祭っているのですが、天狗の像も大変目立ちます。

この山では、天狗は飯縄大権現様の随身として、「除災開運」「災厄消除」「招福万来」など、衆生救済の利益を施す力をもつとされ、多くの天狗伝説や天狗信仰があり、神格化されています。


〜 護摩を焚いていただく 

浄心門の先で参道が二つに分かれます。
右側は比較的なだらかに登る「女坂」、左側は108段の急な階段の続く「男坂」。

108と言えば、人間の煩悩の数…。
煩悩だらけの私は当然のことながら左の男坂へ!!

あと少しで薬王院のご本堂です。

参道の途中には、高尾山に杉の苗木を寄贈された方たちの名札が掛けられており、中には某大物演歌歌手の方のお名前も…。

護摩の手続きを、メインの入り口である四天王門をくぐった左側の寺務所で行ない、大きなご本堂の中で待つこと数分。

ほら貝を吹きながら、山伏とお坊さんの入場で護摩が始まりました。
高尾山の清水をふりかけ、身を清めたあと、お経とともに護摩の火が高く燃え盛ります。

本堂内は撮影禁止のため画像をお見せできないのが残念ですが、壮言な中で、護摩焚きが進行していきます。

最後はご本尊のご開帳で、お願いした護摩札を頂戴して、本日の目的であった初詣を無事に終えることができました。

帰り道ではおでんや甘酒、あるいは酒まんじゅうなどを食べながら、再びケーブルカーを使って下山です。

おっと!!

うちわと節分のお豆も忘れずに戴いてきましたよ!!

 


京王線・高尾山口駅


ケーブルカー清滝駅(麓)


山頂側に傾いた車両


ケーブルカーの向こうの
急勾配が分かりますか?


展望台からの都心方向


サル園・野草園


たこ杉


右の坂道が女坂
左の階段が男坂


四天王門に続く参道の名札


四天王門


御本堂


開運のうちわ